ブラジルモアイ大納言の日記

うれしい!たのしい!だいすき!

ビックリマンチョコ

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僕の好きなビックリマンチョコがどこのお店にも無い。代わりにあるとしたら、流行りのドラゴンボールマンチョコとか、進撃の巨人マンチョコ。

僕はオリジナルの『天使vs悪魔編』(上画像参照)が欲しいのだ。

「僕は別にシールだけ抜き取って、ウエハースを捨てないもん。ちゃんとウエハースも食べる。だから天使vs悪魔編を買わせろよォォ!!」

そう心で叫ぶ僕は、出先で見るスーパーをしらみ潰しにあたるのだ。

まぁどこにも無かったんだけども。

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あくる日。地元のスーパー。

のどから手が出るほど欲しいビックリマンチョコの代わりに、お店で目にするのはこんな貼り紙。

次に入ったお店でもこんな貼り紙。同様にその次の店でも、その次の次の店でも貼ってあった。

よくも悪くも影響を受けやすい日本人。
そういえば、『おからパウダーがダイエットにとてつもなく効果的』ってテレビで特集されてたなぁ、と脳みそのどこがが伝えてくれた。

が、正直おからパウダーが無かろうが、中性脂肪を抑えるサバ缶が入荷していようがどうでもよくて。

僕はビックリマンチョコを欲していた。


まぁ地元にも無かったんだけども…。


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流行に対して、2タイプあると思う。


1つはなんでもかんでも「流行だから」で買ったりマネしたりするタイプ。

流行ばかり買ってしまったり見てしまうそんな人を「流行追っかけマン」とここでは名付ける。

流行追っかけマンの例えば。

メディアで「流行りのサコッシュ」と言えば、お店側はしめしめ言いながら大量生産をかける。
そして、テレビの前の人たちはこぞって買いに行くこと。

あとはアレだ、SNSで拡がった映画を観にこぞって映画館へ行くだとか。

まぁ経済が回っている分、すごく良いことだとは思うが、「さすがにメディアや他者に踊らされすぎじゃありません?」とも言いたくなる。

なんかそうでもない作品だとしても「メディアが良いと言っているから良い」と捉えてしまい、本当の価値がマヒしてしまうような気もする。
自身の審美眼が衰えてしまうような、何かを自分で発見したときの刺激が少ないような。

だから流行追っかけマンには、「もっとこだわりを持てば?」と思ってしまうこともある。

じゃあお前は流行に乗らないほど、自分の『こだわり』はあるんか? と聞かれたとする。

答えは「NO」である。
だって『カメラを止めるな』も観に行ったもの。


そんなに尖ったこだわりは無い。周りが騒いでいるものは気になるもの。
実際に面白かったしね。

かといって流行追っかけマンの反対、『流行に乗ってる奴ダセェ。俺はマイノリティ全開でアナグラなものが大好き』な人間にも、あまり良くは思わない。

これがもう1つのタイプ。

このタイプの方々を「自己陶酔マン」とでも名付けようか。

これに関しては、こだわりがアリアリでみんなが好きなものは絶対に嫌い、俺は私はそういったものにダサさを感じるんや〜みたいな。

こだわりがあるのは良い。
だけど、そのこだわりは自分だけのもの、他者とは分かりあいたくないわ〜みたいなのが、うわぁ自己陶酔やなぁとなってあまり好きじゃない。

例えば?

「古い曲好きなんだよね〜オザケンとか?他の曲はなんというか、想いが無いんだよ、だから聴かない。そう思わない?」とか言ってこだわり強すぎる人。

こだわりすぎるとそのこだわりに対しては強くなるが、周りを全く見向きもしなくなる…
そうなると新たに出現するであろう良いものに敏感に反応しづらくなる。何に対しても自分の持つこだわりと比較することになる。

僕自身も「ラブライブ!サンシャインだって?無印ラブライブ!に比べたら全然面白くない。無印ラブライブ!だけが生き甲斐。」とか思っていたため何も受け入れなくなっていたこともある。
今でこそサンシャインも聴く。
もっと早くに受け入れたら良かった…と後悔したもの。

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流行りに対して結局どっちのタイプでも人間良いと思う、経済回してるし。

ただ、タイプのどちらかに寄ってしまうと自分を見失うし、他者からよく思われないし。

やはり人間目指すところは、やっぱり中間くらいにいることだ。

中間くらいにいるのが一番幸せなのである。流行に乗れていなくても、こだわりがめちゃくちゃ無くても、良い意味での妥協点を持つくらいが他者から何も言われないし、自分でも取捨選択を取れる。


そんな僕は妥協点を見つけた。

そう、オリジナルのビックリマンチョコではなく、キングダムマンチョコを買ったのだ。

あんなにオリジナルを血眼で探してたくせにな。

いざ開封してみるとそこには…


嬴政、結構ええやん…!かっこいいやん!!…なんであんなにオリジナル探してたんだろ…あれ?、嬴政ってレアじゃないの?…レア当てたくない?

…そうして僕は、キングダムマンチョコを箱買いしていき、果てには『キングダムマンチョコこそ正義。他は大衆向け。』
と言い出し、自己陶酔への道を辿っていくこととなるんだろうな...。

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けんていです。
卒論が残り半分まで来ました。
初稿提出まで2週間ほどでここまでやれているのは珍しくない…?と思っています。

そんでもって卒論に時間かけすぎて全くお金を稼げていません。

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