「両国〜両国〜お出口は…」
あぁ〜!また乗り過ごした…
本当は蔵前に行く予定だった僕。
路線図を見るも「テレビ裏の配線ケーブルかよっ!」とツッコミを入れてしまうくらい読めない。
なんだこれ、路線絡まりすぎじゃない?
さらには、車内の人の多さ、熱気、それに対して大きい荷物を持つ僕への冷ややかな視線。
地元の車内とは雰囲気の違う東京メトロ、地方民からしたら滅入ってしまう。
思い描いていた東京の暮らしはキラキラしていて、全てが上手くいくと思っていたのに。
なんだろう、上手くいかない未来が見える…。
僕、分からないことだらけの東京へ来てしまいました。
くるりホームページより参照
耳元から流れるくるりの「東京」も相まって(今夜、あの子に電話しよう…)と、そんなことを1人想う。
あぁ…僕うまくやっていけるかなぁ、東京で。
いや、五感を研ぎ澄ませて東京を感じていこう。新しい風を感じていこう。
・・・
本当は生え抜き東京民である。
くるりの東京を深く感じたいためにウソをついてしまった。
でも乗り間違えはよくある。これはウソではない。だいたい間違える。
いや、おまえ生え抜き東京民なのに間違えるのかい
これは本当恥ずかしいが、未だに都心に向かう電車乗り換えは迷う。
なんで迷うのかって、車窓から見える東京の景色や、車内で起こる出来事に反応してしまい、乗り過ごしてしまうのである。どんな感じかって、
『日○研の広告!中学入試の問題か、どれどれ…
イヤホンから音漏れてるよお兄さん…だいぶ激しめだけどもしかしてマキシマムザホルモンのFか!?
水色、緑、カラフルな帽子を被った保育園児が専用カートに乗せられて揺られている。カートの右の子絶対寝起きだろうなぁ
!!鼻をピリッとさせる香りは、いったいなんだ!? 』
etc…
生え抜き東京民でも、何かしら発見があり、乗る度に見える、聞こえる、感じるものが新鮮なのだ。
見ることに関して言えば、新しく行く土地はもちろんのこと、よく行く土地の景色でも列車の左側か右側かに座るだけで違う景色になる。
ボーッとしているのもあるが、自然とやってしまうので常にワールド全開、情報をキャッチする感度がビンビンなのである。
・・・
最近といえば、お店で仲良くなった方やSNSを通じて知り合った方たちとお会いする機会がある。
年齢もバラバラ。最初は緊張するが、徐々に打ち解けることで、その方のワールドを知ることができる。
自分のワールドを拡げることができるので、とても楽しい時間なのだ。
ワールドを拡げるってのは、お会いした方からファッションの話、美味しい餃子屋の話、おすすめの曲なんかを教えてもらうことで、まだ知らなかった情報を聞き、自分のワールドに取り入れたり、追加すること。
情報社会と言われる現代においてSNSではなく、人to人で情報を得る古典的やり方ではあるが、適当に作られた薄っぺらいキュレーション記事の内容なんかではなく、その方が五感をフルに使って体験した匂い、かたち、風味、気持ちなどの「この人本当に好きなんだなぁ」と思わせるアツい想い(それはもうウザいくらいの)が詰まった話の方が、何兆倍もワールドが拡がる。
興味の無かった0のことも、その方の話のおかげで1になる。どんなキュレーション記事なんかよりも、雑誌で取り上げているどんなおすすめ商品のページよりも信頼が置けるのだ。
キュレーション記事自体が悪いわけではない。だけども、最近のブーム曲を10個並べた感想も1〜2行程度のキュレーション記事を見ると、なんだか悲しくなってくる。「もっとアツさをぶつけてくれよ!!」となる。興味を0→1に変えるのは、いささか難しい。
そういったキュレーション記事を見る度に、ITやAIが騒がれている時代で、人の興味を0→1に変えられるのはやはり人の熱量である、と感じる。
・・・
アツさを伝えるために、松岡修造になれなんて言わない。
だけども、薄いことを書くくらいならもっと日頃から五感を高めていき、自分のワールドを鍛えていき、アツさを伝えていける言葉を紡いでいかないと、人の心を動かせないと思った。
記事を書くにしても読んでくれる方たちが、心を動かせるようなことを書いていく。とても難しいことではある。常に電波を張って情報を得て、それを文章として伝える。
合う人には合うだろうし、合わない人からしたら、「文章量多いし、偏愛がすごいなこれ、気持ち悪い」と思われるやもしれない。
そのことにきっと悩むだろうとは思う。
だけどどうした。
誰に求められたわけでもなく書いているのだから、全人類に「すご〜いこの話分かる〜」とされなくても良いのではないだろうか。
ウザいくらいアツく綴り、1人でもワールドを拡げてくれる方さえいれば良くないか?なんて思ったりする。
・・・
友人界隈でウェブマガジンを立ち上げることとなった。
名前は「チトセ」
HP http://chitose.press
Instagram Login • Instagram
10月10日(土)に記事リリースされる。
それまでは、Instagramをフォローしてほしい。そうすれば情報が入ってくるので、是非ともフォローしてほしい。
命名の理由は、「なんかかっけぇな」って感じでつけたような気もしたが、
「読者と共に成長していけるように、末永く関わっていけるように"千歳"」から来てた気もした。ゆるく考えてそうで、そうでない。
まぁ、チトセのコンセプトはHPに載るので見てほしい。編集長のシミズシュン(Login • Instagram)のアツい想いが、きっとあなたのワールドを拡げてくれることだろう。
僕はここでライターとして携わっていく。常日頃から感じている想いや、ワールドを拡げるようなアツい(やっぱりうざいくらいの)記事を書いていくわけだ。
いつも読んでくれているあなたも、たまたまTwitterのリツイートで回ってきたのを読んだ感度の高いあなたも、是非是非フォローしてほしい。
そして共に成長していこう。記事内で気になることがあれば、なんでも言って欲しい。
僕らも未熟である。
分からないことだらけだ。
だからこそみんなと新しい風を感じていきたい。そしてワールドを拡げていこう。
・・・
と、なんかキザな感じで書いているいつもと違うけんていのシティボーイ街道ですが、これからもよろしくね〜!
(チトセではあんまりふざけたこと書けないからな!!!!)
ちなみに、10/4に行くNeverYoungBeachのツアーライブで、くるりが出ます。
くるりも様々な方からアツくおすすめされて(ほんとうざいくらいに)好きになったので僕得でしかありません。
しかし、卒論も記事もまだまだ書けてません。
おいおい、卒なくこなすのがシティボーイだろう?
果たして心からライブを楽しめるのか…